YouTube の収益化を、AI 動画でゼロから目指した記録です。Masayume は新しいチャンネルを作り、15分の1本目の台本・声・編集を Claude Code に任せました。書き出すまでに送ったメッセージは6回。公開から2週間で、収益化の審査に通りました。ただし、あとから著作権の落とし穴も見つかっています。
この記事は、Masayume の動画「AI動画編集で、新チャンネルが2週間で収益化|裏側と作り方【Claude Code】」(2026年10月公開・約10分)の内容を要約したものです。YouTube 収益化を AI 動画で目指すときに、AI に任せた所と人が決めた所、Claude Code への頼み方のコツ5つ、公開後に分かったこと、審査の前に気をつけたい点までを、日付の順にまとめます。
この動画で分かること
- 15分の AI 動画を作るまでに、Claude Code へ実際に送った6回のメッセージ
- AI への頼み方のコツ5つ(広く集めさせる・事実の表・冒頭だけ先に・声の照らし合わせ・別の担当の点検)
- AI に任せた所と、ChatGPT に頼んだ所、人が決めた所の線引き
- 公開後のテスト比較と、どこから見られたか
- あとで見つかった著作権と肖像権の落とし穴と、収益化の審査までの流れ
3分で分かる動画の要約
2026年10月4日、Masayume は新しい YouTube チャンネルを1つ作りました。1本目は15分の動画で、台本も声も編集も、手を動かしたのは Claude Code という AI です。10月3日のお昼から、書き出しが終わる夜まで、Masayume が送ったメッセージは6回でした。
お昼のメッセージで、AI は世界中の挑戦の話を約1時間で186件集め、上位15件にまとめました。最後の1本を選んだのは Masayume です。次に台本を頼むと、AI は台本と一緒に「事実の表」を作りました。冒頭だけを先に試作して形を決めると、そこから先は AI が声を作り、After Effects で組み立て、別の担当が点検して直し、夜に書き出しまで終えています。
10月5日に公開すると、1本目はおすすめから多く見られ、その後の数字で収益化の条件を超えました。ところが10月13日、セミナーの参加者から「著作権や肖像権の根拠は?」と聞かれます。素材集めを頼んだ一言のとおりに作った結果、1本目には他人の動画の引用が入っていたのです。その日のうちにご本人の窓口に連絡し、10月19日に収益化の審査に通りました。ご本人からは、そのまま使ってよいという返事が来ています。
動画の結論は、AI に広く作業を任せても、選ぶこと・確かめること・権利の連絡は人の仕事だということ。そして、自分の仕事とつながる話で長い動画を作ってみてほしい、ということです。
6回のメッセージ:AIに任せた所と人が決めた所
6回のメッセージの流れは、次のとおりです。
| 時刻(10月3日) | 送ったこと | AI がやったこと |
|---|---|---|
| 12:22 | 世界中の挑戦をリサーチしてほしい | 約1時間で186件を集め、上位15件にまとめた |
| 13:43 | 選んだ1本で、画面録画などから素材を集めて、10分以上の動画の台本を作ってほしい | 素材集めと、台本・「事実の表」を約30分で |
| 14:19 | 冒頭だけ ElevenLabs の声で作り、After Effects で試作してほしい | 約1時間後に51秒の試作。自分で点検して11か所を直した |
| 18:00 | 名乗りだけを直し、本編も同じ形で作ってほしい | 声・組み立て・点検・書き出しまで |
このほかに、チャンネルの考え方を伝えた文などがあり、合わせて6回です。
台本を決めてから書き出しまで約8時間。そのうち2時間40分は Masayume の返事待ちで、実際に動いていたのは約6時間でした。
コツ1:AIに広く集めさせて、選ぶのは自分

前の夜、Masayume は Claude Code に、日本で伸びていたあるチャンネルを分析してもらっていました。そして10月3日のお昼に送ったのが、「世界中の成功した方法や挑戦を、いろいろリサーチしてみたい。みんなが驚くような挑戦をピックアップしてまとめてほしい」という一文です。
AI は約1時間で186件を集め、上位15件にまとめました。最後の1本を選んだのは Masayume です。選んだ基準は2つ。驚きがあること、自分の仕事とつながる話かどうか。選ばれたのは、「コードが書けない40歳の会社員が、AI に起業を丸投げした」という海外の実話でした。
1本を選んだあとのメッセージでは、公開されている動画の画面などから、動画を作るための素材を全部集めてもらいました。動画づくりで一番大変な素材集めを、AI が引き受けてくれた形です。ただし、この一言が後で問題になります(後の章で書きます)。
コツ2:事実の表を作らせる

選んだ1本で「10分以上の動画の台本を作って」と頼むと、AI は台本と一緒に1枚の表を作りました。日付、出来事、数字、その根拠。そして、それが本人が言っているだけの話かどうか。主人公の動画の字幕とブログの記事を集めて読み、作った表です。
なぜこれが大事かというと、AI はもっともらしい間違いを書くからです。完成前の点検では、台本に「アメリカの YouTuber」と書いた所が見つかりました。根拠が見つからなかったので、「海外の YouTuber」に直しています。
台本は頼んでから約30分ででき、ナレーションは約12分の長さでした。Masayume は「今なら、台本より先に事実の表を作らせて、山場の数字だけは自分の目で根拠を見る」と話しています。
コツ3:冒頭だけ先に作って、形を決める

次に送ったのは、「冒頭だけ ElevenLabs の声で作って、After Effects で試作してほしい」です。ElevenLabs は、文章を AI の声で読み上げてくれるサービスです。
いきなり15分を作らずに、まず冒頭だけを作って形を決める。Masayume が「今でも一番大事」と話す3つ目のコツです。約1時間後に51秒の試作が届き、AI は自分で点検して11か所を直していました。
6通目は、「名前は Masayume とだけ出してください。このまま本編も同じ形で作ってください」。直したのは名乗りの所だけでした。ちなみに公開後のデータを見ると、名乗りのあとで見ている人の割合が大きく下がっていました。そのため今の Masayume は、名乗りを短くしています。
コツ4・5:声の照らし合わせと、別の担当の点検

6通目から書き出しまで、Masayume は1通も送っていません。その間、AI は次の順で動いていました。
- 声を作る:ナレーションを AI の声で1文ずつ作る
- 声を照らし合わせる:作った声を文字起こしにかけて、台本と1文ずつ照らし合わせる(4つ目のコツ)
- 組み立てる:どの言葉を何秒に言うかの表を作り、その表から After Effects で動画を組み立てる。6つの AI の担当が章を分けて同時に作り、After Effects を動かしたのも Claude Code
- 点検する:書き出したら5つの担当が見て、出てきた指摘を別の担当がもう一度確かめる(5つ目のコツ)
点検の指摘は62件。そのうち本当に直すべきだったのは25件でした。この「別の担当に確かめさせる」仕組みも、Masayume が指示したのではなく、Claude が自分で判断して担当を作っています。
かかった道具と、前から持っていた物
1本目で使わなかったのは、動画を作る AI のクレジットです。一方で、声は ElevenLabs、編集ソフトは After Effects、音楽は Epidemic Sound と、それぞれ有料の道具を使っています。動画の中では無料の道具に置きかえる案にも触れていますが、1本目の作り方とは別です。
また、Masayume は前から After Effects で編集をしてきて、テンプレートや編集のルールを AI に渡せる形で持っていました。声の聞き取りや点検、直しも、そのルールで動いています。ゼロから始めると、同じ見た目にはなりません。
公開と答え合わせ:ChatGPTに頼んだ所

次の日の夜、サムネとチャンネルの見た目、概要欄の作業は ChatGPT に頼みました。ここは Claude Code ではありません。新しいチャンネルを作る作業は手動です。電話番号と運転免許証で本人確認をしないと、サムネや概要欄の一部が使えないので、まずこの設定が要ります。
公開は10月5日の夜7時。タイトルとサムネの組み合わせを、YouTube のテスト比較で試しました。勝ったのは、主人公の弱みが見える組み合わせです。成功の大きさを前に出した組み合わせは負けました。
見た人のほとんどは、検索ではなく「おすすめ」から来ていました。見られた時間の約3割はテレビでした。Masayume は、アナリティクスでどんな層が見ているかを確かめ、次の動画の方針を決めることも、YouTube を伸ばすコツだと話しています。
| 担当 | やったこと |
|---|---|
| Claude Code | 調べる、事実の表、台本、声、編集、点検 |
| ChatGPT | サムネ、チャンネルの見た目、概要欄、アップ |
| 人(Masayume) | 1本を選ぶ、素材の取り方を決める、チャンネル作り、本人確認、公開、権利の連絡、収益化の申し込み |
あとで見つかった落とし穴:AI動画の著作権
10月13日、セミナーのアンケートで、参加した方からこう聞かれました。「その動画の著作権や、サムネの肖像権の根拠は何ですか」。
ここで、素材集めを頼んだ一言が問題になります。「画面録画などから素材を取ってきて」。この一言のとおりに作った結果、1本目には他人の動画の引用が20本、合わせて約3分入っていました。Masayume はその日のうちに、ご本人の窓口に連絡しています。
返事を待つ間の10月17日に収益化を申し込み、10月19日に審査が通りました。その後、ご本人から「そのまま使ってよい。概要欄にリンクを入れてほしい」という返事が来ています。Masayume は「本来は順番が逆なので、皆さんは注意してください」と話しています。権利の連絡は、公開や申し込みの前に済ませるのが本来の順番です。
なお3本目は、他人の映像を1秒も使わずに作りました。
YouTube収益化の審査に通ったあと

審査のときに公開していた動画は3本です。AI で作った動画でも、YouTube 収益化の審査には通りました。ただ、なぜ通ったのか、YouTube からの説明はありません。Masayume の推測は、次の3つが見られたのかもしれない、というものです。
- 1本ずつ台本を作っている
- 出典と注意書きを入れている
- 量産をしていない
そして、1度通っても、ずっと安全というわけではありません。動画の後半では、YouTube の広告の推定収益の見込みにも触れていますが、それは個人の記録で、同じ結果を約束するものではないと概要欄に書いています。
それでも続ける理由とまとめ
Masayume は、長い動画を作ることが売上につながると知っていながら、なかなか続けられなかったと話します。1人で作り続けるのは難しく、外注を入れると作れても、続かないことがある。AI ならその心配が小さく、この速さで長い動画を作れることは、サービスの説明、教育の動画、YouTube の運用など、手が足りない人を助けられると考えています。
最後のすすめは、「もし今の仕事にプラスして何かを始めたいなら、自分の仕事とつながる話で、長い動画を作ってみてください」でした。
よくある質問
AI動画でもYouTubeの収益化はできますか?
この記録では、AI で作った動画を公開していた新しいチャンネルが、収益化の審査に通りました。ただし、なぜ通ったのか YouTube からの説明はなく、1本ずつ台本を作る・出典と注意書きを入れる・量産しない、などが見られたのかもしれない、というのは Masayume の推測です。1度通っても、ずっと安全とは限りません。
YouTube収益化の審査の期間は、どのくらいでしたか?
この記録では、10月17日に申し込み、10月19日に審査が通りました。1本目の公開(10月5日)からは2週間です。審査の期間はチャンネルによって違います。
AI動画の著作権で、気をつけることは何ですか?
「画面録画などから素材を取ってきて」と AI に頼むと、他人の動画がそのまま入ることがあります。この記録では1本目に他人の動画の引用が入り、あとからご本人に連絡しました。権利の連絡は、公開や収益化の申し込みの前に済ませるのが本来の順番です。
Claude Codeで動画編集を自動化するには、何から始めればいいですか?
動画のコツから言うと、まずは冒頭だけを先に作らせて、形を決めることです。そのうえで、事実の表を作らせ、声は文字起こしで台本と照らし合わせ、別の担当に点検させます。編集のルールやテンプレートを前から持っていない場合は、同じ見た目にはならない点も知っておきましょう。
まとめ
- 15分の1本目は、Claude Code への6回のメッセージで、台本・声・編集・点検・書き出しまで進んだ
- 頼み方のコツは5つ。広く集めさせて選ぶのは自分/事実の表/冒頭だけ先に/声の照らし合わせ/別の担当の点検
- サムネ・概要欄は ChatGPT、チャンネル作り・本人確認・権利の連絡は人の仕事
- 「画面録画などから素材を」の一言で、他人の動画が入った。権利の連絡は公開の前に
- AI 動画でも YouTube 収益化の審査に通ったが、理由は推測で、ずっと安全とは限らない
まずは、自分の仕事とつながる話を1つ決めて、冒頭の1分だけを AI に作らせてみてください。
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