YouTube の収益化の条件にある「総再生時間4000時間」は、何回再生されれば届くのでしょうか。答えは、1回あたり実際に見られた時間(平均視聴時間)で変わります。平均視聴時間が4分なら視聴回数6万、平均8分なら視聴回数3万が目安です。
2026年10月9日に Instagram で公開したリールでは、Masayume が新しく始めた YouTube チャンネルの数字を、YouTube Studio の画面で紹介しました。この記事では、その画面を例に、計算式・平均視聴時間別の早見表・数えられない再生・実際に迷った点をまとめます。条件は2026年10月24日時点の YouTube 公式ヘルプで確かめた内容です。
この記事の結論
- 総再生時間(時間)は「視聴回数 × 平均視聴時間(分)÷ 60」で出せます。
- 4,000時間に届く視聴回数は「4,000 × 60 ÷ 平均視聴時間(分)」。平均4分なら6万、平均8分なら3万です。
- 使うのは動画の長さではなく、YouTube Studio に出る「平均視聴時間」です。
- 数えられるのは直近12か月の公開中の長尺動画だけです。ショートフィードや限定公開・非公開・削除した動画の再生は入りません。
- 登録者数が1,000以上という条件もあります。2027年2月1日から新しく参加するチャンネルは、総再生時間の基準が8,000時間に変わります(YouTube 公式の発表)。
実際に行ったこと
リールで紹介したのは、Masayume が新しく始めた YouTube チャンネル「Masayume AI Lab」の最初の動画(15分の長尺)の数字です。台本から編集までを Claude Code に任せて作った動画で、ナレーションの声は ElevenLabs、編集は Claude Code が After Effects を操作して仕上げました(ツールは2026年10月時点)。長尺の動画を Claude Code で作る流れは、15分の長尺動画を台本から投稿まで作る記事 にまとめています。
リールの冒頭には、YouTube Studio のダッシュボードを映しました。下が、その元になった画面です。

この画面から読み取れる数字は、次のとおりです(2026年10月8日時点・YouTube Studio の数字)。
| 画面の場所 | 項目 | 数字 |
|---|---|---|
| 最新の動画のパフォーマンス(最初の3日2時間) | 視聴回数 | 2.3万 |
| 最新の動画のパフォーマンス(最初の3日2時間) | 平均視聴時間 | 3:46 |
| チャンネル アナリティクス(過去28日間) | 総再生時間(単位:時間) | 417.2 |
リールのキャプションには、平均4分・視聴回数1万を例にした総再生時間の計算を載せました。この記事は、その計算を、表と図でくわしくしたものです。
手順
1. 計算式を覚える
総再生時間は、かけ算と割り算だけで出せます。

総再生時間(時間)= 視聴回数 × 平均視聴時間(分)÷ 60
4,000時間に届く視聴回数 = 4,000 × 60 ÷ 平均視聴時間(分)
たとえば、視聴回数が1万、平均視聴時間が4分なら、次のようになります。数字は計算の例で、Masayume の成果の数字ではありません。
- 4分 × 1万 = 40,000分
- 40,000分 ÷ 60 = 約666.7時間
- 4,000時間に対して約17%
- 平均4分のままなら、4,000時間に届くのは視聴回数6万(あと5万)
2. 平均視聴時間を YouTube Studio で確かめる
平均視聴時間は、YouTube Studio のダッシュボードの「最新の動画のパフォーマンス」や、各動画の「アナリティクス」で見られます。「3:46」のように分と秒で出るので、分に直してから計算します。
- 3分46秒 = 3 + 46 ÷ 60 = 約3.77分
15分の動画でも、平均視聴時間が3分46秒なら、計算に使うのは3.77分です。動画の長さ(15分)で計算すると、必要な視聴回数を少なく見積もってしまいます。
3. 必要な視聴回数を出す
何本もの動画で計算するときは、表計算ソフト(Google スプレッドシートや Excel)に式を入れておくと楽です。A列に平均視聴時間の「分」、B列に「秒」を入れます。
C2(分に直す) =A2+B2/60
D2(4,000時間に届く視聴回数)=ROUNDUP(4000*60/C2,0)
E2(8,000時間に届く視聴回数)=ROUNDUP(8000*60/C2,0)
A2 に 3、B2 に 46 を入れると、C2 は約3.77、D2 は 63,717、E2 は 127,434 になります。ChatGPT や Claude に計算を頼むときも、計算式を出してもらうと、答えを自分で確かめられます。
4. 公式ヘルプで条件を確かめる
最後に、今の条件を YouTube 公式ヘルプ(YouTube パートナー プログラム)で確かめます。2026年10月24日時点の内容は次のとおりです。
| 項目 | 2027年1月31日まで(今の基準) | 2027年2月1日から新しく参加するチャンネル |
|---|---|---|
| チャンネル登録者数 | 1,000以上 | 1,000以上 |
| 長尺動画の総再生時間 | 直近12か月で4,000時間以上 | 過去365日で8,000時間以上 |
| または、ショート動画の視聴回数 | 直近90日で1,000万以上 | 直近90日で2,000万以上 |
ほかに、2段階認証プロセスがオン、YouTube 向けの AdSense アカウントをつないでいる、違反警告がない、なども前提の条件です。
総再生時間に数えられる再生と、数えられない再生は次のとおりです。
| 再生の種類 | 4,000時間に入るか |
|---|---|
| 公開中の長尺動画の再生 | 入る |
| ショートフィードで見られたショート動画 | 入らない |
| 限定公開・非公開の動画 | 入らない |
| 削除した動画 | 入らない |
| 広告キャンペーンで回した再生 | 入らない |
| 未変換のライブ配信 | 入らない |
条件は変わることがあるので、申し込む前に YouTube 公式ヘルプで確かめてください。
結果
平均視聴時間別の早見表
計算式に当てはめた早見表です。どれも、直近12か月(2027年2月1日からの新しい基準では過去365日)の合計で見ます。
| 平均視聴時間 | 4,000時間に届く視聴回数 | 8,000時間に届く視聴回数 |
|---|---|---|
| 1分 | 240,000 | 480,000 |
| 2分 | 120,000 | 240,000 |
| 3分 | 80,000 | 160,000 |
| 3分46秒 | 約63,700 | 約127,400 |
| 4分 | 60,000 | 120,000 |
| 5分 | 48,000 | 96,000 |
| 8分 | 30,000 | 60,000 |
| 10分 | 24,000 | 48,000 |
| 15分 | 16,000 | 32,000 |

平均視聴時間が2倍になると、必要な視聴回数は半分になります。見られる時間を延ばす工夫が、そのまま近道になるということです。
Masayume のチャンネルの数字に当てはめると
上のダッシュボードの数字(2026年10月8日時点・YouTube Studio)で計算すると、次のようになります。
- 視聴回数2.3万 × 平均3分46秒 ÷ 60 = 約1,440時間(見積もり)
- 4,000時間に対して約36%
- 平均3分46秒のままなら、4,000時間に届くのは視聴回数約6.4万(あと約4.1万)
画面の「2.3万」は丸めた表示なので、この数字は目安です。

このチャンネルは、その後2026年10月19日に、YouTube パートナー プログラムの承認の通知を受けました(Masayume の記録)。承認された後の進め方は、収益化の条件をクリアした後の次の戦略 にまとめています。成果には個人差があります。
失敗した点と、次から気をつけること
ダッシュボードの合計が、動画の数字より遅れていた
同じ画面で、最新の動画の視聴回数は2.3万なのに、チャンネル全体の「過去28日間」は視聴回数1.3万・総再生時間417.2時間でした。ダッシュボードの合計は数日遅れて増えるので、合計の数字だけで焦らず、見積もりは計算式で出します。
収益化のタブの数字が、公開した初日のまま止まって見えた
2026年10月10日に YouTube Studio の収益化のタブを開くと、有効な総再生時間は「2時間」で、表示は「2026/10/05 時点のデータ」でした。公開した初日の数字で止まっていただけでした。収益化のタブの数字は正式な値ですが、更新が遅れることがあるので、数日待ってから見直します。
「申し込む」が押せなかった
2026年10月17日に申し込もうとすると、最初は「申し込む」が押せませんでした。「お申し込み前」の欄に、Google アカウントの2段階認証プロセスが残っていたためです。設定してから申し込みました。前提の条件の一つなので、先に設定しておくと安心です。
数字は、いつの・どの画面かを一緒に書く
同じ動画でも、見た日と画面によって数字は変わります。数字を出すときは、いつの・どの画面の数字かを一緒に書くようにしています。
数字を見るときと公開前の確認に、次のチェックを使っています。
- 計算に使ったのは、動画の長さではなく平均視聴時間
- 分と秒を、分にそろえてから計算した(3分46秒 → 約3.77分)
- 数えたのは公開中の長尺動画だけ(ショートフィード・限定公開・非公開・削除は入れていない)
- 総再生時間だけでなく、登録者数の条件も見た
- Google アカウントの2段階認証プロセスを、先にオンにした
- 正式な値は YouTube Studio の収益化のタブで確かめた
- 条件は、公式ヘルプの最新の内容で確かめた(2027年2月1日の変更も)
- 数字を出すときは、いつの・どの画面の数字かを書いた
向いている人・向いていない人
向いている人
- 長尺の YouTube を始めたばかりで、条件までの距離を数字でつかみたい人
- 動画の構成を決める前に、平均視聴時間の目標を決めたい人
- ChatGPT や Claude に頼んだ計算を、自分で確かめたい人
向いていない人
- ショート動画だけで条件を目指す人(ショートの視聴回数の基準で見ます)
- 今の正確な残り時間を知りたい人(この計算は見積もりです。収益化のタブで確かめてください)
よくある質問
ショート動画の再生時間は、4,000時間に入りますか?
入りません。YouTube 公式ヘルプでは、ショートフィードで見られたショート動画の再生時間は、4,000時間の条件に数えないとされています。ショート動画で目指す場合は、直近90日の視聴回数が1,000万以上(2027年2月1日から新しく参加する場合は2,000万以上)という、別の基準があります。
動画を長くすれば、必要な視聴回数は減りますか?
平均視聴時間が延びれば減ります。ただし、動画の長さだけを延ばしても、途中で離れる人が多ければ平均視聴時間は延びません。今回の15分の動画も、最初の3日2時間の平均視聴時間は3分46秒でした。計算には、動画の長さではなく平均視聴時間を使ってください。
2027年2月から、すでに参加しているチャンネルも8,000時間が必要になりますか?
公式ヘルプでは、すでに参加しているチャンネルの状態は変わらないとされています。ただし、2027年1月31日までに YouTube Studio で新しい利用規約に同意する必要があります。活動中かどうかの基準(過去365日の総再生時間1,000時間以上など)も変わるので、YouTube 公式ヘルプ「YouTube パートナー プログラムに関する変更」で確かめてください。
まとめ
- 総再生時間は「視聴回数 × 平均視聴時間(分)÷ 60」で出せます。
- 4,000時間に届く視聴回数は、平均4分なら6万、平均8分なら3万が目安です。
- 計算に使うのは平均視聴時間です。正式な値は YouTube Studio の収益化のタブで、条件は YouTube 公式ヘルプで確かめます。
まずは YouTube Studio で自分の動画の平均視聴時間を見て、この記事の計算式に当てはめてみてください。
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