Claude CodeでYouTube動画を自動化|台本から書き出しまでの流れ

Claude CodeでYouTube動画を自動化|台本から書き出しまでの流れ

Claude Code に YouTube の動画づくりを任せると、どこまで自動化できるのか。2026年10月10日に Instagram で公開したリールでは、Claude Code で作った YouTube の1本目が、収益化の条件のひとつ「総再生時間4,000時間」を超えた話をしました。この記事では、その1本目を「台本 → 素材 → ナレーション → 編集 → 書き出し」の順に、実際の記録をもとにまとめます。

使ったのは、Claude Code(モデルは Opus 5.5)、読み上げの ElevenLabs、編集の After Effects です。Claude Code が After Effects を動かして仕上げた動画なので、この記事に出てくる数字は、After Effects で編集した動画の数字です。Claude Code に任せた所と、人が決めた所・確かめた所は分けて書きます。

この記事の結論

  • Claude Code には、台本の下書き・素材集め・ナレーション・After Effects での編集・書き出し・点検までを、ひと続きで任せられました。
  • 人がしたのは、ネタを選ぶ・台本と完成版を確かめる・名乗り方を決める・公開する、の4つです。
  • 1本目(15分3秒)は、2026年10月19日までのデータで、総再生時間が約6,400時間になりました(YouTube Studio の数字)。
  • うまくいかなかったのは「冒頭の名乗りでの離脱」です。次の動画から作り方を変えました。
  • 自動にできるのは作業の部分です。何を作るか、出してよいかを決めるのは人です。

実際に作ったもの

作ったのは、YouTube チャンネル「Masayume AI Lab」の最初の動画です。題名は「コードが書けない40歳がAIに起業を丸投げした結果|109日後、会社を辞めた」。海外の会社員が AI に起業を任せた実話を、本人が公開している発信(ショート動画・ブログ)を出典つきで引用しながら、日本語で紹介する15分3秒のドキュメンタリー風の動画です。話の中身は他人の実話で、Masayume の成果ではありません。

下は、その動画の一場面です。この場面の図や画面は After Effects で作りました(Claude Code の窓は、説明のために作った画面です)。

1本目の動画の一場面。瓶に入った脳の図でAIエージェントのしくみを説明し、Claude Codeの窓の画面につながる(約17秒)

工程ごとに、任せた所と人がした所を分けると次のとおりです(2026年10月時点)。

工程Claude Code に任せたこと人がしたこと
ネタ海外の挑戦の実話を調べて候補を出す候補から1つ選ぶ
台本台本・事実メモ・出典の一覧を書く読んで確かめる
素材元の発信の動画と画面を集め、使う場所を決める権利の扱いを決める
ナレーションElevenLabs で読み上げ、読み間違いを照合する名乗り方を決める
編集After Effects のスクリプトを書いて動かし、章ごとに画を作る冒頭の試作を見て決める
書き出し・点検分けて書き出し、音をそろえ、点検して直す完成版を見て、公開する
1本目の動画の一場面。Claude Codeの窓に「この動画、編集しておいて」と入り、文字起こし・テロップ・効果音・書き出しにチェックが付く(説明のためにAfter Effectsで作った画面)

台本の最初の版ができたのが2026年10月3日の昼、完成版(v3)の書き出しが同じ日の夜です。10月4日に限定公開で上げて確かめ、10月5日に公開しました。

手順

1. ネタを選び、台本と事実メモを作ってもらう

最初に、海外で話題になった挑戦の実話を Claude Code に調べてもらい、候補を出してもらいました。その中から1つを選んで、次の依頼を送っています(記録に残っている依頼の言葉です)。

元動画のスクショ・画面録画を素材にAEで、10分以上で

返ってきたのは、次の3つです。

  • 台本:場面ごとの時刻・ナレーション・引用する所・画面とテロップの指示。ナレーションは4,550字、引用は20本で、目安は約12分でした。
  • 事実メモと出典:時系列の裏付けと、概要欄に貼る出典の一覧。
  • 素材リスト:どの素材を、どの場面で、どう見せるか。

2. 素材を集めて、使う場所を決める

次に、元の発信を集めます。ショート動画(引用20本・場面の映像14本)と、ブログの画面(静止画33枚・スクロールの動画3本)です。素材ごとに番号を付け、素材リストの番号と台本の番号をそろえておくと、編集のときに「この文ではこの素材」と迷わずに組めます。

3. ナレーションを作り、読み間違いを照合する

ナレーションは、ElevenLabs の読み上げで作りました。そのあと、1文ずつ文字起こしにかけて、台本の文と同じに聞こえるかを照合しています。数字が別の数字に聞こえた所などは、読点を入れて読み直させました。

冒頭の約50秒は先に試作して、人が見てから本編に進みました。このとき決めたのが、名乗り方です。

名乗りは Masayume の名前だけ(会社名・肩書き・どんな人かは出さない)
このまま本編も同じ形で

4. After Effects で組む

編集は After Effects です(1920×1080・30fps)。Claude Code が After Effects のスクリプトを書いて動かし、2つに分けて組みました。

  • 全体の枠組み:字幕・引用クリップ・章カード・右上の日付・出典の表示。台本の時刻表から自動で並びます。
  • 章ごとの画:ナレーションの間に見せる図や大きな文字。12の章を、章ごとに分けて並行して作りました。
1本目の動画の章カード。黒い画面に「第1章 昇進を見送られた40歳」の文字と、1月から9月までのタイムライン

章カードには「今どの月の話か」が分かるタイムラインを入れ、15分の中で迷わないようにしています。

5. 書き出して、点検して直す

書き出しは、6つの区間に分けて同時に行いました。BGM(Epidemic Sound)を敷き、引用の間は下げて、全体の音量をそろえます。

点検は、Claude Code の中で係を分けて行いました。見た目・事実と出典・音とタイミングの係です。出た指摘62件を別の係が確かめ直し、本当に直すべき25件を直してv2に。もう一度点検してv3で完成です。直した例は、話し手の名前の取り違え、記事の日付、聞き取りにくい文、字幕と図の重なりなどです。

6. 公開の前に、人が確かめる

最後に、タイトル・サムネイル・概要欄・字幕・チャプター・出典のリンクをそろえ、限定公開で再生を確かめてから公開しました。台本から投稿までを1本の流れにした長い動画の作り方は、15分の長尺動画を、台本から投稿まで自動で作る にまとめています。

結果

2026年10月19日までのデータ(10月20日に YouTube Studio で確認)です。After Effects で編集した動画の数字です。

項目1本目の動画
動画の長さ15分3秒
視聴回数273,127回
総再生時間約6,400時間
この動画から増えた登録者1,120人
平均視聴時間3分10秒
サムネイルのクリック率6.3%
おすすめ(ホーム)からの視聴の割合97.0%
リールの画面。1本目の動画のカード(映像はぼかし)と、視聴回数と登録者のタイル(撮影した2026年10月10日に話した数字)

リールを撮った2026年10月10日の YouTube Studio では、公開から4日20時間で約11万回、登録者721人でした。リールでは、撮影した時点の数字として「12万回・登録者750人」と話しています。

リールの画面。収益化の条件の棒で、総再生時間4,000時間にチェックが付き、登録者1,000人までの残りが点滅している

その日、YouTube Studio の収益化のページには、総再生時間がまだ反映されていませんでした(表示は10月5日時点のデータ)。再生回数×平均視聴時間で見積もると4,000時間を超えていたため、リールでは「4,000時間をクリア」と話しています。10月19日までのデータでは、この1本だけで約6,400時間です。

残りは登録者でした。リールでは、Claude に次のように聞いた場面を見せています。

あとどれだけ再生されたら収益化申請できる?
リールの画面。Claudeに「あとどれだけ再生されたら収益化申請できる?」と聞き、「約160回に1人が登録」と返ってきた場面(アイコンはぼかし)

10月8日から10日までに、再生が約9.9万回、登録者が621人増えていたので、約160回に1人が登録している計算です。その後、チャンネルは登録者1,000人の条件も満たし、10月19日に YouTube パートナープログラムの承認の通知が届きました(YouTube Studio の通知)。

リールでは、1本を作るのに Claude の週の使用量の30%ほどを使ったと話しています(Max プラン・2026年10月時点)。料金はプランで変わるので、各サービスの料金ページで確かめてください。成果には個人差があります。

失敗した点と、次から気をつけること

引用する映像は、台本の段階で量を決める

紹介する人の実話を扱う回なので、元の発信の映像を引用する場面があります。台本の段階で映像の種類ごとの割合を出し、引用には出典を明記して、必要な所だけにしています。紹介した方にも、引用について確認を取っています。

冒頭の名乗りで、見る人が大きく減った

YouTube Studio の維持率では、名乗りの所(0分37秒〜45秒)で、残っている人が64%から36%に下がっていました。2026年10月20日に3本の動画の数字を見比べて、次の動画からは「今日は〜を紹介します」のような予告の文を削り、すぐ本題に入ることにしました。

公開前の確認として、次のチェックを使っています。

  • 台本の段階で、他人の映像の割合を出した
  • 引用には出典を明記し、必要な所だけにした
  • ナレーションを文字起こしにかけて、台本の文と照合した
  • 冒頭の名乗りは短くして、すぐ本題に入っている
  • YouTube Studio の数字は、日付と一緒に記録した

向いている人・向いていない人

向いている人

  • 台本や編集の作業を減らして、長い動画を続けて出したい人
  • After Effects を持っていて、図や字幕の多い解説動画を作りたい人
  • 作業はAIに任せても、ネタ選びと最後の確認は自分でしたい人

向いていない人

  • 何も見ずに、作ったものをそのまま公開したい人(権利と事実の確認は人の仕事です)
  • 他人の動画を切り抜いて並べるだけの動画を作りたい人(引用の量が多いと、権利の面で弱くなります)

よくある質問

本当に、すべて自動ですか?

作業の大半は Claude Code に任せましたが、すべてではありません。ネタを選ぶ、台本と完成版を確かめる、名乗り方を決める、公開する、の4つは人が行いました。とくに、他人の発信を使うかどうか、どこまで使うかは、人が決める所です。

After Effects がないと作れませんか?

この1本は、After Effects で編集しています。Claude Code が After Effects のスクリプトを書いて動かすので、手で操作する時間はほとんどありませんが、After Effects とパソコンは必要です。

収益化の条件は何ですか?

2026年10月時点では、チャンネル登録者1,000人と、過去12か月に公開した長い動画の総再生時間4,000時間(またはショート動画の90日間の視聴1,000万回)です。条件は変わることがあるので、YouTube の公式の案内で確かめてください。再生回数と総再生時間の関係は、1万回再生で総再生時間は何時間? にまとめています。

まとめ

  • Claude Code には、台本・素材・ナレーション・After Effects の編集・書き出し・点検までを、ひと続きで任せられました。
  • 人がしたのは、ネタ選び・確認・名乗り方の決定・公開の4つです。
  • 1本目は、2026年10月19日までのデータで総再生時間が約6,400時間になりました(After Effects で編集した動画の数字)。
  • 他人の映像を使う動画は、台本の段階で割合を出し、元の本人への確認も早めに行うのが安全です。

まずは、作りたい動画のネタを1つ決めて、Claude Code に「台本・事実メモ・素材リスト」の3つを頼むところから始めてみてください。

元のリールは Instagram で見られます。ほかの作り方は 記事の一覧 にまとめています。株式会社Masayume の講座や個別のご相談については、トップページ をご覧ください。

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